カリフォルニア 山火事多発で緊急事態宣言
アメリカ・カリフォルニア州で360件以上の山火事が発生していて、州全域に緊急事態宣言が出されています。
カリフォルニア州で多発している山火事のうち、北部のナパ郡を中心とした火災では、これまでに住宅など50棟の建物が全焼したほか、複数のケガ人が出ています。
州知事は19日、州内でこれまでに少なくとも367件の山火事が確認され、このうち23の地域で大規模になっていると説明しました。最近の3日間で1万件以上の落雷があり、火災が相次いだということです。
こうした事態から、消火に人や資材を集中させるため州全域に非常事態宣言が出されています。
カリフォルニア州では、デスバレーで気温54.4度が観測されるなど、高温と乾燥した空気により山火事の危険が高い状態が続いています。