ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が起こした反乱に関連し、ロシアの副司令官が拘束されたと欧米のメディアが報じました。

AP通信は29日、関係者2人の話として、ロシアのウクライナ侵攻で副司令官を務めるスロビキン氏が拘束されたとみられると報じました。

スロビキン氏の拘束は、これまでにイギリスのフィナンシャル・タイムズなど複数のメディアが報じていますが、ロシア側からは明確な説明はなされていません。

スロビキン氏は、ワグネルの反乱が起きていた24日に反乱の中止を呼びかける動画が公開されて以降、公の場に姿を現していません。

アメリカのニューヨークタイムズは27日、スロビキン氏が反乱の計画を事前に把握していたと報じています。

スロビキン氏は今年1月までウクライナ侵攻の総司令官を務め、ワグネル創設者のプリゴジン氏と近いとされることから、拘束が確認されれば波紋を広げそうです。

写真：ロシア国防省