地元メディア「プリゴジン氏をロシア国内で目撃」
反乱を起こしたロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジン氏とみられる人物が29日にロシア国内で目撃されたと地元メディアが報じました。
これは、ワグネルが拠点とするロシアのサンクトペテルブルグのメディアが報じたものです。報道によりますと、29日、サンクトペテルブルグのヘリポートからプリゴジン氏とみられる人物がヘリコプターに乗り込む姿を撮影したということです。
マスクをしていたため男性がプリゴジン氏である100%の確証はないものの、このヘリコプターはプリゴジン氏に関連する会社が所有していて、一緒に歩いている別の男性は「プリゴジン氏のボディーガードと全く同じ顔をしている」などと伝えています。
プリゴジン氏は反乱収束後の27日にベラルーシ国内に入ったことが確認されていますが、その後の消息は明らかになっていません。
一方、アメリカの戦争研究所は28日、ロシアの著名な軍事ブロガーがプリゴジン氏はロシアに戻ったと主張していると紹介した上で、「プリゴジン氏は取引の詳細を詰めるために短期間、ロシアに戻ったかもしれない」との分析を公表していました。