ノーベル物理学賞“宇宙の謎”貢献の3人に
ことしのノーベル物理学賞の受賞者が発表され、宇宙の謎の解明に貢献したイギリス・ドイツ・アメリカの研究者ら3人の受賞が決まりました。日本の受賞はなりませんでした。
受賞が決まったのはオックスフォード大学のロジャー・ペンローズ氏、ドイツのマックスプランク研究所のラインハルト・ゲンツェル氏、カリフォルニア大学のアンドレア・ゲズ氏の3人です。
選考に当たったスウェーデンの王立科学アカデミーは、3人の受賞者が、一般相対性理論がブラックホールの形成につながると発見したことや、銀河系の中心に、非常に小さいにもかかわらず質量の大きな物体が存在すると発見したことなどを受賞理由にあげています。
ことし12月の授賞式は新型コロナウイルスの影響でテレビ中継方式で行われ、受賞者はそれぞれの国で、メダルや賞状を受け取ります。
日本が3年連続でノーベル賞を受賞するかどうかは、7日の化学賞以降に持ち越しとなりました。