次の討論会オンラインで…トランプ氏は拒否
アメリカ大統領選に向けた来週の第2回討論会をオンライン形式で行うと実行委員会が発表しました。これに対し、トランプ大統領は、参加を拒否する意向を明らかにしました。
第2回のテレビ討論会は、来週15日にフロリダ州で予定されていましたが、大統領のコロナ感染で開催が不透明になっていました。
トランプ大統領は8日、テレビ番組に電話で生出演し、「オンラインの討論で時間を無駄にしたくない」と述べ、拒否する意向を表明しました。その後、トランプ陣営も「オンライン開催なら、代わりに選挙集会を再開する」との声明を出したほか、一部報道では、大統領が12日に東部ペンシルベニア州を訪問する計画があると伝えられています。
対するバイデン陣営は「アメリカ国民と直接話せる機会を楽しみにしている」として、オンライン形式を受け入れるとの声明を出しています。
今後、両陣営の開催形式をめぐる駆け引きが激しくなりそうです。
一方、副大統領候補による討論会が7日、行われました。
民主党・ハリス氏「国民は大統領の最大の失敗を目の当たりにした」
共和党・ペンス副大統領「大統領は国民の健康を最優先にしてきた」
ペンス副大統領と初の女性副大統領を目指すハリス氏の論戦で、大統領候補がともに高齢なため、両者には万が一の際の大統領への昇格に関する質問も出ましたが、2人ともこれには答えませんでした。
ただ、大統領候補同士の激しいやりとりから一転、落ち着いた論戦となりました。