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“頭にハエ”話題に…米副大統領候補討論会

2020年10月8日 18:37

来月のアメリカ大統領選に向け、ペンス副大統領と女性初の副大統領を目指すハリス氏による初の討論会が開かれました。

トランプ大統領の感染直後のタイミングとなった討論会では、新型コロナウイルスをめぐって、双方の主張が真っ向からぶつかりました。

民主党・ハリス氏「国民は歴代政権最大の失敗を目の当たりにした。政権はコロナの脅威を知りながら隠した」

共和党・ペンス副大統領「大統領は国民の健康を最優先にしてきた。バイデン氏の対策は政権の『盗用』だ」

民主党・ハリス氏「政権の対策が機能していないのは明らかだ」

感染拡大が続くホワイトハウスの式典で、ほとんどの出席者がマスクを着用していなかったことについて、ペンス氏は「事前に検査を受けた」などと釈明。マスク着用を義務づけないことについても、「自由を尊重している」と対応を正当化しました。

今回の討論会は、勝ち負け以上に、「討論会が正常に戻った」などとして、トランプ大統領とバイデン氏による荒れた討論会と比べ、落ち着いたやりとりとなったことが歓迎されています。

そして、真剣な表情のペンス氏の頭にハエが止まる場面があり、2分ほどそのままの状態になりました。ツイッター上で大きな話題になり「ハエが最大の主役だった」とも伝えられています。終了後、バイデン氏もハエたたきを持った写真をツイッターに投稿、揶揄しました。

候補者の見た目の印象が討論会での評価を左右することもあるだけに、ペンス氏にとっては不運な出来事となりました。