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ノーベル平和賞に国連世界食糧計画

2020年10月9日 18:07

今年のノーベル平和賞が発表され、紛争や飢餓に苦しむ人々に食糧援助を行うWFP(=国連世界食糧計画)が選ばれました。

1963年に設立されたWFPは、世界で年間およそ80か国、8000万人以上に食糧を提供している国連の機関です。

近年はシリアやイエメンの内戦、さらに、難民化しているミャンマーの少数派、イスラム教徒・ロヒンギャへの支援などをめぐり、あらためてその活動が注目されました。

また、新型コロナウイルスが世界的に大流行する中で、学校に行けなくなった発展途上国の子供たちに給食に代わる食料を届ける活動も行っています。

WFPによりますと、現在も世界で8億人以上が十分な食料を得られず、苦しんでいるということです。

授賞式は12月10日にノルウェーのオスロで、例年より規模を縮小して行われます。受賞者は直接、もしくはリモートで出席する予定です。