ノーベル平和賞 WFP「飢餓は暴力を…」
今年のノーベル平和賞が発表され、食糧援助を行うWFP(=国連世界食糧計画)が選ばれました。新型コロナウイルスへの対応も評価されました。
WFPは年間約80か国、8000万人以上に食糧を提供しています。
選考にあたったノルウェーのノーベル委員会は受賞理由として、飢餓を改善する試みや、戦争被害を受けた地域の状況改善に貢献したと説明しています。また、新型ウイルスの流行により飢餓の危機が増す中、活動を強化させたことも評価されました。
「飢餓は暴力を引き起こす。飢餓を防ぐことが平和につながる」として、活動の意義を強調しています。
WFP広報担当者「とても驚いた!世界中で働く同僚たちの努力と献身に感謝する」
またWFPは「この受賞は、空腹で1日を終える人が世界に7億人もいることに、人々の目を向けさせるものだ」などとコメントしました。
授賞式は12月10日にノルウェーのオスロで、例年より規模を縮小して行われます。