フィリピン大統領選挙 きょう投開票
フィリピンで9日、ドゥテルテ大統領の任期満了にともなう大統領選挙の投開票が行われます。
かつて独裁政権を敷いた故・マルコス元大統領の長男が、世論調査で優勢です。フィリピンではトラブル防止のため、選挙前日からアルコールの販売が禁止されています。
首都マニラでは、候補者のイメージカラーと同じ色の服を着た大勢の支持者がバイクで走り回るなど、選挙戦は盛り上がりを見せました。
事前の世論調査では、長期の独裁政権を敷いた故・マルコス元大統領の長男・マルコス氏が大きくリードしています。
マルコス氏は、SNSに特化した選挙戦で、独裁時代を知らない若い世代の圧倒的な支持を得ています。
大規模なインフラ整備や強硬な麻薬対策、中国への融和姿勢など、ドゥテルテ路線を継承するとしているマルコス氏に、現職の副大統領ながら反ドゥテルテの急先鋒(せんぽう)であるロブレド氏がどれだけ迫れるかが焦点です。
投票は、日本時間の9日午前7時に始まります。