トランプ×バイデン 最後のTV討論始まる
来月3日のアメリカ大統領選挙を前に、トランプ大統領と民主党のバイデン氏の最後のテレビ討論会が始まっています。
選挙戦の最終盤で逆転を狙うトランプ大統領が、バイデン氏を激しく攻撃するとみられ、バイデン氏がこれをかわせるかが注目されています。
両候補の直接対決は、大統領がコロナに感染し、退院してから初めてです。討論会は10分ほど前に始まり、まずは「新型コロナウイルス」をテーマに、大統領、そしてバイデン氏の順番で2分ずつ答えています。
今回から、互いの冒頭発言を妨害しないよう、この2分ずつは相手候補のマイクがオフになりますが、大統領は不満を示しています。
大統領は選挙戦に復帰した後、きのうまで10日連続で激戦州に入り、追い上げを図っていますが、激戦州の最新の平均支持率でも劣勢となっています。
今回、大統領はバイデン氏が、副大統領時代に息子・ハンター氏の中国やウクライナでのビジネスに関わっていたのではないかとの疑惑を大きく取り上げる方針で、なんとかバイデン氏の失言を誘い出し、信頼を傷つけ、逆転劇につなげたい考えです。