カリフォルニア州 観光客らに“自主隔離”
新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているアメリカで、新たな感染者数が15万人を超えました。カリフォルニア州などは州の外から来た観光客らに自主隔離を呼びかける渡航勧告を出しました。
ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、アメリカ全体の一日あたりの新たな感染者は、12日に初めて15万人を超えました。10日連続で10万人を上回っています。
カリフォルニアなど3つの州が13日に出した渡航勧告は、ほかの州や海外から来た観光客らに対し、到着後14日間の自主隔離を呼びかけるものです。仕事や勉強など必要不可欠な訪問は対象外です。
法的な強制力はありませんが、当局としては、今月下旬の「感謝祭」などの休みを前に、少しでも感染の拡大を押さえ込む狙いです。
他州からの訪問者「(自主隔離は)驚いていません。こういう時なので仕方ない。お互いに感染させないための小さな犠牲だと思う」
アメリカでは、ほかの州でも自主隔離や検査を求める渡航規制が広がっています。