治療薬「来月末にも市場投入へ」韓国大統領
韓国の文在寅大統領は、国内で開発を進めている新型コロナウイルスの治療薬について、早ければ来月末にも市場に投入できるとの見通しを示しました。
文在寅大統領「早ければ今年末から抗体治療薬と血しょう治療薬を市場に投入することができるでしょう」
これは文大統領が18日、韓国のバイオ関連企業などとの会合で明らかにしたもので、新型コロナ向けの2種類の治療薬が、早ければ来月末にも使用可能になるということです。
開発メーカーの1つは、「臨床試験は今月中に終了し、来月、緊急使用の承認手続きを始める」としています。
また、韓国の保健当局は国内での新型コロナ向けのワクチン接種について、来年秋以降を目標にしていると明らかにしました。
国外のメーカーなどから、まずは人口の6割にあたる3000万人分を確保するとしていますが、調達先はまだ確定しておらず、具体的な接種方針が決まるまで、まだ時間がかかるものとみられます。