台湾“中国寄り”TV局の放送免許更新せず
台湾当局は、“中国寄り”とされるテレビ局に対し、偏向報道などを理由に放送免許を更新しないと発表しました。
台湾の放送事業などを監督する国家通信放送委員会は18日、“中国寄り”との指摘がある大手テレビ局、「中天テレビ」のニュース専門チャンネルについて、放送免許を更新しない決定をしました。理由として、事実と異なる内容の放送を行った、などとして、この6年間で25回の処分を受けたことなどをあげています。
国家通信放送委員会は「政治的な立場は審査していない」としていますが、中天テレビは「この決定は蔡英文政権の政治的な判断で台湾は独裁政治の道を歩み始めた。最後まで戦う」と抗議しました。
現在の免許は来月11日まで有効ですが、更新できなければその後は放送できなくなります。