米11月の失業率6.7% 改善ペース鈍化
アメリカの11月の失業率は6.7パーセントとなり、7か月連続で改善しました。ただ、前の月からの改善幅は0.2ポイントにとどまっていて、改善のペースは鈍化しています。
アメリカ労働省が4日に発表した雇用統計で、11月の失業率は6.7パーセントと、前の月から0.2ポイント改善しました。
改善は7か月連続ですが、前の月の1ポイントに比べ改善のペースは鈍化しています。
また、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数も、前の月から44万人程度の増加と予想されていましたが、実際には24万5000人にとどまり、こちらも市場予想を大きく下回りました。
アメリカでは、新型ウイルスの感染が再び拡大していて、経済活動を再び制限する動きが各地で出ています。
特に、飲食店などサービス業への影響が大きく、雇用回復の先行きにも懸念が出ています。