香港の裁判所は、禁錮１０か月の実刑判決を受けた民主活動家の周庭氏について保釈申請を棄却したと香港メディアが報じました。

周庭氏は、ほかの民主活動家とともに警察本部を包囲するようデモ隊をあおった罪などに問われ、今月２日、禁錮１０か月の実刑判決を言い渡されました。

周氏は判決内容を不服として控訴をする方針ですが、控訴期間中の保釈について、香港の高等裁判所にあたる高等法院に申請していました。

香港メディアによりますと９日、周氏が出廷して保釈を認めるか審議が行われましたが、高等法院は申請を退ける決定をしました。このため、周氏の収監は続くことになります。

周氏は弁護士を通じて「失望しています」「刑務所の生活に慣れず、体調がよくありません」とコメントしています。