アルプス山脈で氷河が崩壊し雪崩発生 登山客ら6人死亡 イタリア
イタリア北部のアルプス山脈にあるマルモラーダ山で、氷河の崩落による雪崩が発生し、登山客ら6人が死亡しました。
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イタリア北部のアルプス山脈にあるマルモラーダ山で、雪崩が起きました。白い塊が山肌を一気に駆けおり、ごう音を響かせ、岩を巻き込みながら落下しました。
救急当局によると、この雪崩により、少なくとも登山客ら6人が死亡、10人が負傷し、15人が行方不明だといいます。
雪崩のスタート地点では、広範囲にわたって氷河の一部が崩落しました。
氷河が崩落した原因とみられているのが、酷暑です。氷河の最上部では、前日に観測史上最高となる10℃近くまで気温が上昇しました。地元メディアは「地球温暖化に関連した異常気象が、氷河の崩落の原因ではないか」と報じています。