米上院ジョージア州決選投票 民主2人当確
アメリカのジョージア州の上院議員選挙の決選投票で2人の民主党候補が当選を確実にし、バイデン次期政権で与党・民主党が上下両院の主導権を握る見通しとなりました。
南部ジョージア州で5日、議会上院の2議席を争って行われた決選投票は、すでに2議席のうち1議席で、民主党の候補が当選を確実にしていましたが、NBCテレビは6日、残る1議席で民主党のオソフ候補が共和党のパーデュー候補を破り当選を確実にしたと報じました。
この結果、上院の100議席を民主党と共和党が50議席ずつ分け合いますが、上院議長をハリス次期副大統領が務めるため、民主党が議会上院での多数派となります。
これでバイデン次期政権では議会上下両院で与党・民主党が主導権を握り、上院での閣僚候補の承認や、政策の実現をスムーズに進めることができるようになります。
ただ、ジョージア州の州法によれば、得票率の差が0.5ポイント以内であれば、敗者は再集計を要請できます。両候補の差は98%開票時点で0.6ポイントとなっており、最終的な得票率が焦点となります。