ハリス氏、トランプ氏への批判封印…「Z世代」に支持呼びかけ 米大統領選最後の週末
アメリカ大統領選挙まであと2日です。選挙戦最後の日曜日となった3日、ハリス副大統領とトランプ前大統領は、それぞれ激戦州をまわり支持を訴えました。ハリス氏が集会を行ったミシガン州から中継です。
直近の演説では、トランプ氏への批判を繰り返していたハリス氏ですが、3日は一転、トランプ氏の名前を一度も出さず批判を封印しました。演説では分断の政治を終わらせ、「全てのアメリカ人のための大統領になる」と訴えました。
ハリス副大統領「今回の選挙は恐怖と分断に駆られた政治に終止符を打つチャンスだ。私は常に政党や自身よりも国を優先し、全てのアメリカ人のための大統領となることを誓う」
選挙戦最後の日曜日、ハリス氏が集会の場に選んだのは大学でした。接戦のカギを握るとされる、Z世代を含む若者の支持獲得につなげる狙いがあります。
演説でハリス氏は「Z世代を愛している」と述べた上で、「あなたたちが変化を切望していることをよく知っている。決して後戻りはさせない。この戦いは未来のためのものだ」と訴えました。
Z世代の支持者「ハリス氏が私たち(Z世代)の自由と権利を支持しているから、彼女を支持する。彼女は民主主義を、そして分裂ではなく団結を支持している」「彼女は政党にこだわっていない。リーダーとして最善を尽くそうとしている」
最新の世論調査によりますと、ミシガン州ではハリス氏がトランプ氏をわずかにリードしています。