米巡航ミサイル「トマホーク」取得を1年前倒し 日米防衛相会談で一致
木原防衛相は4日、アメリカで就任後初めてオースティン国防長官と対面で会談し、日本がアメリカの巡航ミサイル「トマホーク」を取得する時期を1年前倒しすることで一致しました。
オースティン国防長官「日米間の戦略的連携は前例のないほど緊密で、関係をさらに深めるため、緊密に協力できることを楽しみにしています」
木原防衛相「力による一方的な現状変更の試みは、インド太平洋を含めたどの地域でも決して許容してはならず、そのための同盟の抑止力、対処力を強化していく必要があります」
会談では、ロシアによるウクライナ侵攻や中国への対応や、日米の抑止力・対処力の強化などについて議論しました。
また木原防衛相は会談後、日本が2026年度から取得予定の巡航ミサイル「トマホーク」について、およそ半数を最新型の「ブロック5」から一世代前の「ブロック4」に変更し、1年早い2025年度から取得を始めることで一致したと明らかにしました。
木原防衛相は「我が国の防衛力の抜本的強化を早期に進めることに資するものだ」と強調しました。