×

バイデン大統領、原油増産を働きかけ

2022年7月17日 0:56
バイデン大統領、原油増産を働きかけ

原油価格が高騰する中、アメリカのバイデン大統領が16日、サウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国による「湾岸協力会議」の拡大会合に出席し、原油の増産を働きかけました。

バイデン大統領は、前日にサウジアラビアの事実上の最高権力者であるムハンマド皇太子に原油の増産を促したのに続き、産油国など9か国が集まった湾岸協力会議の拡大首脳会合でも増産を促しました。

バイデン大統領「我々は世界の需要を満たす十分な供給の必要性で一致している。エネルギー生産国は、すでに生産を増やしており、私は今後数か月の間に何が起きるか期待している」

一方、サウジのムハンマド皇太子は、2027年までかけて増やす量を上回る増産は難しいとの認識を示しました。

ムハンマド皇太子「サウジは日量1300万バレルに増産すると発表している。それ以上増産はできないだろう」

原油の増産をめぐっては、来月3日にOPEC(=石油輸出国機構)にロシアなどが加わった「OPECプラス」の会合が予定されていて、ここでの議論が今後の焦点です。