バイデン大統領、パレスチナへ約440億円の経済支援へ
中東を訪問中のアメリカのバイデン大統領は15日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸を訪れました。自治政府のアッバス議長との会談で、総額およそ440億円の経済支援を表明しました。
バイデン大統領は、ベツレヘムでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、パレスチナ住民への経済支援のため、3億1600万ドル、日本円でおよそ440億円を拠出すると伝えました。
また、バイデン氏は、アメリカの歴代大統領が支持してきたイスラエルと将来のパレスチナ国家による「二国家共存」について、改めて支持を表明しました。
バイデン大統領「私はきょうここにアメリカ大統領として立っているが、『二国家共存』の目標への関与は変わっていない」
バイデン氏は一方で、イスラエルとパレスチナの和平交渉が中断している現状も踏まえ、解決は遠いとの認識も示しています。