バイデン大統領、独立記念日の演説で危機感あらわに「自由が攻撃され、国が後退している」
アメリカのバイデン大統領は4日、独立記念日の演説で、連邦最高裁が女性の中絶の権利を認めた判決を覆したことなどを念頭に、「自由が攻撃され、この国は後退している」と危機感をあらわにしました。
バイデン大統領は4日、ホワイトハウスで独立記念日を祝うイベントを開きました。
バイデン大統領は「戦争と分断の時代だ。重要な局面を迎えている」としたうえで、ウクライナ侵攻や中絶の問題を念頭に、アメリカの国内外で「自由が攻撃されている」と訴えました。
バイデン大統領「ここ最近、この国が後退し、自由が制限され、保障されたはずの権利がもはやない、と考える十分な根拠がある」
バイデン大統領は、演説後、ホワイトハウスのバルコニーから家族らと花火を鑑賞しました。周辺にも多くの市民が集まり、夜空を彩る花火に見入っていました。