バイデン大統領、欧州で米軍態勢強化の方針
アメリカのバイデン大統領とNATO(=北大西洋条約機構)の事務総長が29日に会談し、バイデン大統領はヨーロッパのアメリカ軍の態勢を強化する方針を伝えました。
米バイデン大統領「安全保障環境の変化と、(NATOの)集団安全保障の強化に対応するために、ヨーロッパの米軍の態勢を強化する」
NATOストルテンベルグ事務総長「あなたのリーダーシップと、ヨーロッパの安全保障のためのアメリカの貢献に感謝する」
バイデン大統領は会談の冒頭、ウクライナの隣国・ポーランドに新たに常設の陸軍部隊の本部を設置することや、ルーマニアとバルト3国のアメリカ軍の態勢を強化することなどを明らかにしました。「あらゆる方向・領域からの脅威に対応できるようにする」と強調しています。
一方、NATOのストルテンベルグ事務総長は、北欧フィンランドとスウェーデンが加盟する見通しとなったことについて、「ロシアのプーチン大統領は、NATOの縮小を望んでいたが、その逆になっている」と指摘しました。