米国務長官 台湾との交流「自主規制撤廃」
アメリカのポンペオ国務長官は9日、アメリカの当局者が、台湾の当局者との交流を「自主規制」してきたと指摘。こうした規制は撤廃すると発表しました。
ポンペオ国務長官は声明で、「アメリカ国務省は数十年間にわたり、外交官や軍人その他の当局者が、台湾の当局者との交流を規制するために、複雑な内規を設けてきた」と指摘。こうした自主規制は「もはや存在しない」として、撤廃する方針を示しました。
ポンペオ長官は、「アメリカ政府は中国共産党をなだめようと、こうした行動を取ってきた」とも指摘し、台湾を含めた「1つの中国」を主張する中国政府への配慮は必要ないとの考えを強調しました。
また、台湾について、「活力に満ちた民主社会で、アメリカの信頼できるパートナー」とも表現していて、中国側の強い反発が予想されます。