ワシントン「桜の名所」が浸水被害 原因は「温暖化」「施設老朽化」
アメリカ・ワシントンの「桜の名所」が、温暖化に伴う海面上昇やインフラの老朽化による浸水に悩まされています。
ワシントンの桜の名所として知られるポトマック川沿いの入り江「タイダル・ベイスン」。日米友好のシンボルとしておよそ110年前に日本から寄贈された桜が、毎年人々の目を楽しませていますが、潮の満ち引きの影響を強く受ける場所です。
国立公園局によると、温暖化による海面上昇や防潮堤の老朽化が原因で、毎年この時期になると満潮時には遊歩道が浸水し、桜の木にも被害が出ています。
国立公園局・リタースト氏「何年も状況は悪化するばかりです。防潮堤は年に1.2cmほど沈下し、 同時に海面上昇も顕著になっている」
国立公園局は桜の木を守るために、来年の初夏から防潮堤を修復し、かさ上げする計画だということです。