新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているアメリカ・ロサンゼルスで、「マスクをつける必要はない」と訴えるデモ活動が問題となっています。

「マスクはいらない！マスクはいらない！」

（今月３日、ロサンゼルスのショッピングモールで撮影された映像）カリフォルニア州では公共の場所でのマスク着用が義務となっていますが、デモ隊のリーダーの女性は、「マスクは効果がない。我々には直接酸素を吸う権利がある」などと主張しています。

この女性はトランプ大統領の熱心な支持者で、バイデン政権に移行後も反マスクを訴えていくとしています。

問題の抗議デモはショッピングモールなど複数の場所で行われ、事態を重く見たロサンゼルス市では取り締まりの強化に動き出しています。

ロサンゼルスの市長は「我々は行動を取る。刑罰を受けることになる」などと厳しく対処する姿勢を示しています。