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WHO米ワクチン提供合意 途上国も接種へ

2021年1月23日 18:30

WHO(=世界保健機関)は、アメリカの製薬大手ファイザーなどと、新型コロナウイルスのワクチンの提供を受けることで合意したと発表しました。来月から途上国などで接種を開始できる見込みです。

テドロス事務局長は22日、新型ウイルスのワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAX」が、ファイザーなどとワクチン4000万回分の提供を受けることで合意したと発表しました。

すでにアストラゼネカなどが開発したワクチンについても、1億5000万回分の提供を受けることで合意していて、来月にも途上国などでの接種を始められるということです。

また、東京オリンピックの開催について、WHOの危機対応の責任者は、「開催の決定に関わることはない」と強調した上で、「日本政府は難しい立場にあるが、適切な結論を出すだろう」と期待を寄せました。