バイデン政権“20ドル札に黒人女性”検討
アメリカのバイデン政権は25日、新しい20ドル札に、黒人女性の肖像画を採用することを検討していると発表しました。実現すれば、アメリカの紙幣に初めて黒人女性の肖像が印刷されることになります。
20ドル札への採用が検討されているのは、19世紀の奴隷解放運動の活動家ハリエット・タブマンです。タブマンの肖像の採用について、ホワイトハウスのサキ報道官は「アメリカの歴史と多様性を表すものとしてふさわしい」と述べています。
タブマンの採用は元々オバマ政権で決定されたものですが、その後のトランプ政権で中断されていました。アメリカの紙幣に黒人女性の肖像が採用されるのは初めてです。
今回の決定は、多様性や人種間の平等を掲げるバイデン政権の姿勢を示したものとみられています。