EUが要求“英製造のワクチンまわすべき”
EU=ヨーロッパ連合は27日、イギリスの製薬大手アストラゼネカからのワクチン供給が事前の合意を大幅に下回る見通しとなった事を受け、イギリスで製造するワクチンをEUにまわすべきと要求しました。
イギリスのアストラゼネカはEUに対し、今年3月末までに供給できる新型コロナウイルスワクチンが合意した量の4割程度になると通告しています。
27日の会見でEUは、供給の遅れは受け入れられないとの姿勢を改めて強調しました。
アストラゼネカはEU域内にある工場での製造に遅れが出たと説明していますが、一方でイギリスでの製造には大きな問題は起きていません。
EUは、イギリスでの製造分をまわしてでも補填すべきと主張していて、ヨーロッパでのワクチンの確保を巡る動きが激しさを増しています。