ダム攻撃 トルコ大統領、調査委設立を提案
ウクライナ南部のダムが攻撃され、決壊したことを受けて、トルコのエルドアン大統領がウクライナ、ロシア双方の大統領と電話会談し、調査委員会の設立を提案しました。
ウクライナ内務省は7日、カホフカダムの攻撃による決壊で、ロシアの占領下にある10の集落を含む29の集落が浸水したと発表しました。双方の当局の発表で、合わせて4000人以上が避難したということです。
こうした中、トルコ大統領府によりますとエルドアン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、国連やトルコを仲介役とする調査委員会の設立を提案しました。
また、エルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領とも電話会談し、「包括的な調査を行うことが重要だ」と述べて、同様の提案をしたとみられます。提案に対する返答は明らかにされていませんが、ダムの決壊については両大統領とも「テロ行為だ」と述べ、相手を非難しました。