ワクチンを共同購入し、公平に分配する国際的枠組みＣＯＶＡＸでは、初めてとなるワクチンが２４日、西アフリカのガーナに到着しました。

ガーナの首都アクラの空港に２４日、到着したのは、イギリスの製薬大手アストラゼネカなどが開発したおよそ６０万回分です。ワクチンを分配する国際的枠組み「ＣＯＶＡＸ」としては、初めての供給となります。

ワクチンをめぐっては、先進国による確保が進む一方、発展途上国は遅れていて格差が問題となっています。ＷＨＯ（＝世界保健機関）のテドロス事務局長は、今回の供給について「大きな一歩だ」と評価する一方、「始まりにすぎない」としていて、各国や製薬会社に、より一層の連携を呼びかけました。

「ＣＯＶＡＸ」は年内に少なくとも２０億回分のワクチンを途上国などに供給するとしています。