中国 尖閣での活動「常態化させていく」
中国国防省は領海侵入を繰り返すなど活発化させている沖縄・尖閣諸島での中国公船の活動について「正当かつ、合法的なものであり常態化させていく」と表明しました。
中国国防省は1日、公式ホームページの中で尖閣諸島について中国固有の領土であると改めて主張しました。
その上で、中国公船が領海侵入を繰り返すなど活動を活発化させていることについては「正当かつ合法的なものでありこれから常態化させていく」と表明しました。
また、米中関係についても触れており、関係改善に前向きな姿勢を示す一方、中国脅威論を訴え同盟国との関係強化を進めようとする姿勢について「冷戦的思考の産物であり歴史のゴミとなるべきものだ」と痛烈に批判しました。
バイデン政権が尖閣諸島などを巡り日本を支持する姿勢を示す中、中国としては日本をけん制するとともに同盟国と連携して中国に対抗しようとするアメリカにクギを刺す狙いもあるとみられます。