×

NYダウ大幅反発 上げ幅一時700ドル超

2021年3月2日 8:23

1日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、上げ幅が一時700ドルを超えるなど大幅に反発し、ほぼ全面高で取引を終えています。

1日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から603ドル14セント値を上げ、3万1535ドル51セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も396.48ポイント上げて、1万3588.83で取引を終えています。

この日は取引開始直後から買いが先行しました。新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、週末にFDA(=食品医薬品局)が、ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発したワクチンに緊急使用許可を出したことで、ワクチンの普及がさらに進み、経済活動の正常化が加速するとの見方が広がりました。

また、長期金利の上昇を受けて先週売られていたハイテク関連株などが買い戻されたことも相場を押し上げる要因となり、ダウ平均の上げ幅は700ドルを超える場面もありました。

ダウ平均の構成銘柄はほぼ全面高となり、603ドル高と、4か月ぶりの上昇幅で取引を終えています。

市場関係者は、「今週は雇用統計など重要な経済指標が発表される。その内容次第では長期金利の上昇圧力につながる可能性もあり、市場は警戒している」と話しています。