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ダウ過去最高値 長期金利上昇で買い広がる

2021年2月17日 8:51

16日のニューヨーク株式市場は、長期金利が上昇したことで、金融関連株などに買いが広がり、ダウ平均株価は過去最高値を更新して取引を終えています。

16日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比64ドル35セント高の3万1522ドル75セントと過去最高値を更新して取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、47.98ポイント下げて、1万4047.50で取引を終えています。

この日は、テキサス州での寒波の影響で、原油の供給が減り、原油先物価格が上昇したことで「シェブロン」などのエネルギー関連株が買われました。また、長期金利が上昇したことで、利ざやが拡大するとの見方から金融関連株にも買いが広がりました。さらに、バイデン政権がワクチンの供給量を増やす方針を示したことで、普及への期待感が高まっていることも相場を押し上げました。

一方、金利上昇局面で売られやすいとされるハイテク株は売りが優勢となり、ナスダック総合指数は反落しています。

市場関係者は、「今後、発表される経済指標の内容を受けて、長期金利がさらに上昇しないか注視している」と話しています。