ダウ7日ぶり反落もナスダックは過去最高値
9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、7営業日ぶりに反落しましたが、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は初めて1万4000台に乗せて取引を終えています。
9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から9ドル93セント値を下げ3万1375ドル83セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は20.06ポイント上げて、1万4007.70と過去最高値を更新して取引を終えています。
ダウ平均株価はこの1週間で大きく値を上げ、前の日には過去最高値を更新しました。こうした中、9日の市場では、相場をけん引してきた金融やエネルギーなどの景気に敏感とされる銘柄を中心に利益を確定するための売りが先行しました。
ただ、新型コロナウイルスをめぐる追加の経済対策に対する期待感は根強く、買いが優勢となる場面もあるなど、ダウ平均の下げ幅は小幅にとどまりました。一方、ハイテク株は引き続き買いが優勢で、ナスダック総合指数は初めて1万4000を突破して取引を終えています。
市場関係者は、「株価は最高値圏にあることから、10日は上げが一服したものの、上昇の傾向は続くだろう」と話しています。