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NYダウ68ドル安 利益確定の売り広がる

2020年12月30日 10:12

29日の米・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日に過去最高値を更新したことなどから、当面の利益を確定させるための売りが広がり、反落して取引を終えています。

29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から68ドル30セント値を下げ3万0335ドル67セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も49.20ポイント下げて、1万2850.22で取引を終えています。

前の日に過去最高値を更新したダウ平均ですが、この日は、前の日に相場をけん引したIT大手の「アップル」や映画・娯楽大手の「ウォルト・ディズニー」などを中心に、幅広い銘柄で、当面の利益を確定させるための売りが広がりました。

また、新型コロナウイルスの追加経済対策に盛り込まれている現金給付について、増額する案の審議に目立った進展がなかったことも売りを招き、ダウ平均は68ドル安で取引を終えています。

市場関係者は、「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ワクチンの普及が年明け以降にどの程度進むかが市場の注目となっている」と話しています。