ダウ559ドル安 長期金利上昇で警戒感
25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、長期金利がさらに上昇したことで、市場には警戒感が広がり、ダウ平均株価は大幅に反落して取引を終えています。
25日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、前の日の終値から559ドル85セント値を下げ、3万1402ドル01セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も、478.54ポイント下げて、1万3119.43で取引を終えています。
この日は長期金利が去年2月以来の水準まで上昇し、割高感が意識されたことで、ハイテク株の「アップル」や「セールスフォース・ドットコム」などが大きく売られました。市場では、金利の急激な上昇に対する警戒感が高まっていて、多くの銘柄に売りが広がり、ダウ平均の下げ幅は一時600ドルを超えました。また、前の日にダウ平均が過去最高値を更新したことで、当面の利益を確定させるための売りが出やすかったことも相場の重荷となりました。
市場関係者は、「長期金利の上昇が投資家心理の悪化につながっていて、当面、最大の懸念材料となるだろう」と話しています。