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投機的取引過熱に警戒感 ダウ3万ドル割れ

2021年1月30日 9:27

29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、個人投資家による投機的取引の過熱を警戒した値動きとなり、ダウ平均株価は1か月半ぶりに3万ドルの大台を下回り、取引を終えました。

29日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から620ドル74セント値を下げ、2万9982ドル62セントで取引を終えました。終値が3万ドルの大台を下回るのは先月14日以来、1か月半ぶりです。

市場では、SNS上での書き込みをきっかけに個人投資家らによる投機的な取引が過熱し、相場の乱高下が続いています。この日は、新興ネット証券「ロビンフッド」が投機的な取引に対してかけていた制限を緩和したことや、証券取引委員会が一連の問題について調査を始めると発表したことで、市場の混乱への警戒感が高まり、幅広い銘柄が売られました。

市場関係者は、「事態の解決は見通せず、警戒感が高い状態はしばらく続きそうだ」と話しています。