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NY株 追加経済対策上院可決など受け続伸

2021年3月9日 7:58

8日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、議会上院で、新型コロナウイルスをめぐる追加の経済対策法案が可決したことなどを受け、幅広い銘柄が買われ続伸して取引を終えています。

8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比306ドル14セント高の3万1802ドル44セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、310.99ポイント下げて、1万2609.16で取引を終えています。

議会上院では6日、日本円で200兆円規模の新型コロナウイルスの追加の経済対策法案が可決し、近く成立する見通しとなりました。これを受け、市場では、経済対策が景気の回復を後押しするとの期待から幅広い銘柄で買いが広がりました。

また、カリフォルニア州のディズニーランドが来月にも再開する見通しとなったことを受け、「ウォルト・ディズニー」が大きく買われ6%高となるなど、ダウ平均は一時、取引時間中の最高値を更新しました。ただ、取引終了にかけては、当面の利益を確定するための売りが広がり、ダウ平均は306ドル高と上げ幅を縮小して取引を終えています。

一方、長期金利の上昇を受け、割高感が意識されやすいハイテク株には売りが広がり、ナスダック総合指数は反落しています。

市場関係者は、「金利上昇への警戒感はあるものの、依然、ハイテク株への成長期待は根強く、売られる展開は長く続かないとみている」と話しています。