露・プーチン大統領 アルメニアとアゼルバイジャンの和平に向け仲介乗り出すも…解決策見出せず
武力衝突が激化している旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンについて、ロシアのプーチン大統領が和平に向けた仲介に乗り出しましたが、解決策は見出せませんでした。
アルメニアとアゼルバイジャンは、アルメニア系住民が実効支配しているアゼルバイジャンのナゴルノカラバフの領有権をめぐって、数十年に及ぶ争いを続けています。
ロシアは、これまでも仲介に入っていますが争いは収まらず、今年9月には双方で200人を超える死者を出す武力衝突に発展していました。
先月31日に発表された3か国共同声明は、「すべての協定を厳格に順守すること」の再確認にとどまり、プーチン大統領も「すべてに合意できなかった」と認めざるを得ませんでした。
ウクライナ侵攻で国際的な孤立を深めるロシアの、威信低下をうかがわせる形となりました。