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“2600億円相当”の軍事支援を得るか ゼレンスキー大統領がバイデン大統領と会談へ… ロシアは「新型ICBM」実戦配備へ

2022年12月22日 1:27

ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアによる軍事侵攻後、初めてアメリカを訪問しバイデン大統領と会談します。会談でアメリカ側は、日本円で2600億円相当の軍事支援を表明する予定です。

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日本時間午後10時ごろ、アメリカ・ワシントンにあるホワイトハウスの周辺では、至る所に警備車両が配置され、警察の数も増え、徐々に緊張感が高まっていました。

厳戒態勢の中、迎え入れるのはウクライナのゼレンスキー大統領です。ゼレンスキー大統領がロシアによる侵攻以降、初めての外国訪問先として選んだのはアメリカでした。

ポーランド・プシェミシルにある駅で21日、アメリカに向かうの道中のゼレンスキー大統領が撮影されました。この後、ゼレンスキー大統領がホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領と日本時間の22日午前4時半に会談する予定です。

ゼレンスキー大統領は自身のツイッターに「アメリカへの道中だ」と投稿し、これにバイデン大統領が「君がここにくるということで興奮しています。話し合うことがたくさんあるから」とコメントしていました。

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ロシアのプーチン大統領は日本時間21日午後9時すぎ、ロシア・モスクワで軍関係者1万5000人を前に演説しました。

ロシア プーチン大統領
「極超音速兵器『アバンガルド』を発射できる最新鋭のシステムに切り替えている。近く大陸間弾道ミサイル『サルマト』を実戦配備する」

新型ICBM「サルマト」を近く実戦配備することを明らかにしました。

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プーチン大統領が「極めて困難」と述べたウクライナ東部への侵攻。激しい攻防が続いているウクライナ・ドネツク州バフムトの兵士たちを20日、ゼレンスキー大統領が激励に訪れていました。

ウクライナ兵士
「機会があったら(アメリカ側に)お渡しください」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「武器との交換のためですね」

託されたのは、兵士らのサインが書かれたウクライナ国旗でした。これをアメリカ側に渡すことで、支援を受けられることに期待を示したのです。

首脳会談でアメリカ側は、日本円で2600億円相当の新たな軍事支援を表明する予定で、高官は地対空ミサイルシステム「パトリオット」の供与も含まれるとしています。

ゼレンスキー大統領はその後、連邦議会で演説するということです。

(12月21日放送『news zero』より)

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