感染再拡大 インドネシアで医療体制ひっ迫
新型コロナウイルスの感染者が東南アジアで最も多いインドネシアで感染が再び拡大し、各地で医療体制がひっ迫しています。
ロイター通信によりますと、特に感染が深刻な首都ジャカルタでは、感染者の治療を行う病床の90%以上が埋まり、病院の廊下にまで患者があふれました。
インドネシアでは今月に入って感染が再び拡大し、1日当たりの感染者が連日2万人を超えています。各地で医療体制がひっ迫していて、医療用の酸素を買おうと人々が詰めかけています。
インドで確認された変異ウイルスのデルタ株が広がったことや、先月の連休で多くの人が移動したことが感染拡大の原因とみられています。
地元メディアによりますと、感染者の8人に1人は18歳以下で、ジョコ大統領は28日、12歳から17歳までの若者に中国のシノバック製のワクチン接種を始めると発表しました。