インドネシア デルタ株が主流で医療ひっ迫
インドネシアでは、デルタ株が主流となり医療が、ひっ迫しています。また、ロシアでは感染が再び拡大し、新規感染者数は連日2万人を超えています。海外でのコロナをめぐる最新の動きです。
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■インドネシア デルタ株主流に「ベッド足りず」医療ひっ迫も
(インドネシア感染者 217万8272人
死者 5万8491人
※インドネシア保健当局 30日)
210万人以上が感染した東南アジアのインドネシア。首都・ジャカルタの病院では廊下にも新型コロナの患者が。
インドネシアの看護師「ベッドが足りず亡くなる人も多くいます。入院前に病床があくのを待たなければなりません」
ロイター通信によりますと、インドネシアでは、インドで確認されたデルタ株が主流となり医療のひっ迫は大惨事の危機に瀕しているということです。
地元メディアによりますと、感染者の8人に1人は18歳以下。子供の致死率は国民全体の平均よりも高く、3%から5%だということです。
大統領は28日、12歳から17歳の若者に中国・シノバック製のワクチン接種を開始すると発表しています。インドネシアの新規感染者は連日2万人を超え、急速に感染が拡大しています。
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■ロシア 感染再拡大…連日2万人超
(ロシア感染者 551万4599人
死者 13万5214人
※露コロナウイルス対策本部 30日、発表)
550万人以上が感染したロシアでも再び感染が急速に拡大しています。サンクトペテルブルクでは、サッカーヨーロッパ選手権の試合が行われましたが。マスクをつけていないサポーターの姿が。
フィンランドの保健当局は28日、試合を観戦したフィンランドのサポーターら、およそ300人が帰国後に感染が判明したと発表しました。
フランスのAFP通信によりますと、21日に開催されたベルギー戦を応援したあと、およそ3000人がフィンランドに帰国したということです。
サンクトペテルブルクでは、来月2日に準々決勝が予定されていますが、主催者側は予定通り開催するとしています。ロシアでは感染が再び拡大。新規感染者数は連日2万人を超えています。
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■北朝鮮 金総書記が新型ウイルス対策を念頭に幹部を厳しく叱責
これまでに感染者は出ていないと主張する北朝鮮。国営テレビは30日、金正恩総書記が新型ウイルス対策を念頭に幹部を厳しく叱責したと伝えました。
29日、行われた朝鮮労働党の会議。金総書記は厳しい表情で「国家と人民の安全に大きな危機をもたらす重大事件を発生させた」と話したといいます。
重大事件については、具体的な内容は明らかになっていませんが、金総書記は、「幹部が党の重要決定の実行を怠った」として「課題の貫徹を妨げるのは幹部の無能と無責任感」などと厳しく批判しました。金総書記はこれまでも直接指示を出し感染対策を強化。
北朝鮮・金正恩総書記「全人民が自ら結束して感染対策につとめている」
国営テレビでも新型ウイルスについて特集するなど感染対策を訴えています。
一方で、29日の会議では、金総書記を含め全員がマスクなし。顔を向き合わせて雑談する場面や、密集して声をあげる場面もありました。
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■タイ プーケットのタイガー・パークは海外からの観光客に期待
(タイ感染者 25万9301人
死者 2023人
※タイ保健省 30日、発表)
25万人以上が感染したタイ。猫じゃらしならぬ、トラじゃらしに興じるトラたち。世界的なリゾート、プーケットにあるタイガー・パークでは、海外からの観光客に期待を寄せています。
責任者「観光客に安心してもらえるよう感染対策は万全です。90%以上のスタッフがワクチン接種も完了しています」
トラとふれ合うことのできるこちらの施設では、感染拡大前は1日に1000人近くの客が来ていましたが、いまではわずか20人以下。
しかし、プーケットでは来月1日からワクチン接種を完了した海外の観光客の隔離措置を免除されるのです。海外からの観光客はプーケットに2週間滞在後は、タイ国内を自由に旅行できるということです。
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世界では1億8000万人以上が感染、390万人以上が死亡。
(世界感染者 1億8181万8277人
死者 393万7985人
※米ジョンズ・ホプキンス大 30日午後5時時点)
ワクチンを少なくとも1回接種した割合は、カナダがおよそ68%、クウェートがおよそ67%、世界全体ではおよそ23%、日本はおよそ23%となっています。