IOC会長“行動ルール”順守求める書簡
IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長は29日、東京オリンピックに選手団を派遣する各国の委員会や選手などに対し、新型コロナウイルスの感染対策となる行動ルールを順守するよう求める書簡を公表しました。
書簡は、バッハ会長が東京大会に向け海外選手の来日が本格化するのを前に選手団を派遣する各国のオリンピック委員会や選手などに対しコメントしたものです。
書簡の中でバッハ会長は、「世界の目が私たちに向けられている。全ての行動が注視されている」と強調。常にマスクを着用することや活動計画書以外の場所には行かないこと、公共交通機関は使用しないなど新型ウイルス対策の行動ルールをまとめたプレイブックを順守するよう求めました。
東京大会に向けては、今月19日に来日したウガンダの選手団に2人の感染が確認されるなど、入国者への感染対策を不安視する声が高まっています。
一方で、バッハ会長は参加者のワクチン接種についてIOC委員と職員のほぼ全員、派遣される選手団の84%、メディアの70%~80%が来日前に接種見込みであることを明らかにしました。