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トランプ一族企業「合計15の罪に」検察側

2021年7月2日 6:31

アメリカのトランプ前大統領の一族が経営する企業と、財務部門の責任者が刑事訴追された事件で、検察側は1日、税務の不正処理による脱税など、合計15の罪に問われると明らかにしました。

トランプ氏の一族が経営する「トランプ・オーガニゼーション」のCFO=最高財務責任者・ワイセルバーグ氏は1日、手錠をかけられた姿で裁判所に入り、法廷で訴追内容が公表されました。

ニューヨーク州の検察は、ワイセルバーグ氏が2005年以降、住居費や親族の教育費など176万ドル=日本円で2億円近い福利厚生を受けながら、適切な税務申告をしなかったとして、脱税など合計15の罪に問われると明らかにしました。

これに対し、ワイセルバーグ氏らは無罪を主張しました。

ワイセルバーグ氏の弁護士「もし、トランプの名前がついた企業でなければ、訴追されなかったはずだ」

トランプ氏も声明で、「政治的な魔女狩りが続いている」と、検察側を批判しています。