バイデン大統領、フロリダの崩落現場で献花
アメリカのバイデン大統領は1日、南部フロリダ州で起きた集合住宅の崩落現場を訪れ、献花しました。一方、現場での捜索は、二次災害のおそれがあるとして一時中断されるなど、難航しています。
バイデン大統領は、ジル夫人とともにマイアミ近郊の崩落事故の現場を訪れました。亡くなった人や安否不明者の写真を前に、目頭を押さえる場面もありました。
これに先立ち大統領は、フロリダ州知事や救助隊員らと相次いで面会しました。
バイデン大統領「これから数か月間は、多くの痛みや不安、苦しみに襲われ、精神的な助けが必要になるでしょう」
バイデン大統領は、最初の1か月間に州や郡でかかった費用をすべて連邦政府が負担すると表明し、「ずっと寄り添っていく」と強調しました。
この事故では、これまでに18人の死亡が確認され、依然、140人以上の安否がわかっていません。現場では、崩れずに残った建物の柱の亀裂が広がり二次災害のおそれが高まっているとして、捜索は1日未明から14時間以上、中断されました。
現地当局は、アメリカ同時多発テロなどの現地調査を行った専門家らを派遣し、事故原因を究明するとしています。