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集合住宅崩落 4人死亡 159人不明 米

2021年6月26日 6:29

アメリカ南部フロリダ州で、12階建ての集合住宅が崩れ、多くの安否不明者が出ている事故で、これまでに4人の死亡が確認されています。捜索が続く現場から橋本記者が伝えます。

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崩落から間もなく40時間、懸命の捜索が続けられています。現場の瓦礫(がれき)からは、いまも煙があがっていて、あたりには焦げ臭いにおいが立ち込めています。

現場は、フロリダ州マイアミ近郊のビーチ沿いで、24日、12階建ての集合住宅の一部が突然、崩れ落ちました。現地当局によりますと、これまでに4人の死亡が確認され、依然、この建物の居住者とみられる159人の安否が分からないということですが、当時、建物内にどれぐらいの人がいたかなどは分かっていません。

現場では、大型の重機やレスキュー犬を投入するなど、大規模な捜索が続けられていて、その様子を安否不明者の家族らが見守っています。

母親が安否不明の女性「お母さんが建物の中にいる。電話をかけるたび留守電になる。ただ、見つかるのを待つしかできない。今は幸運を祈るばかり」

捜索現場を視察した地元の市長は、難航する捜索の状況を語りました。

地元市長「建物の地下にも(火事の炎が)及んでいる。レスキュー隊が入るのも難しい。瓦礫の中から人を生きたまま救い出す、それがわれわれの目標だ」

現地メディアによりますと、この建物では築40年の点検が行われている最中だったということですが、今のところ崩落の原因はわかっていません。

専門家らが25日に現地入りし、調査を行う予定です。

現場では、時折、非常に激しい雨が降るとともに雷も鳴っていて、そのたびに捜索活動が一時中断されるなど、厳しい状況が続いています。