米ペロシ下院議長が台湾の蔡英文総統と会談
台湾を訪問中のアメリカのペロシ下院議長が、蔡英文総統と会談を行いました。
これに先だって行われた台湾議会の副院長との会談では、「あえて訪問に踏み切ったのは、台湾の民主主義への支持を示すためだ」と述べたということです。
一方の中国は、矢継ぎ早に対抗措置を打ち出しています。中国当局は3日朝、台湾のかんきつ類や魚介類の一部について中国への輸入を停止すると発表しました。有害物質の検出やコロナ対策を理由にあげていますが、報復措置の一環です。
中国国営テレビは2日夜、中国軍が一斉に活動を始めたとする映像を配信しました。
台湾の国防部は、台湾が設定する防空識別圏に2日だけで中国軍の戦闘機などがのべ21機、進入したと発表しました。
中国軍はペロシ氏が台湾をたった後の4日から7日まで、実弾を使った「重要軍事演習」を行うとも発表しています。演習区域は台湾を取り囲むように6か所設定され、期間中は船舶や航空機の通行を禁じるとしています。