ウクライナ“停戦決議”米露が非難の応酬
国連安全保障理事会は17日、ウクライナ東部での停戦合意を順守するよう求める決議案を採択した。しかし、会合ではアメリカとロシアが非難の応酬を繰り広げるなど対立する場面も見られた。
ウクライナ東部では17日、親ロシア派が交通の要衝・デバリツェボの大部分を制圧したと発表するなど戦闘が続いている。
国連安保理は17日、すべての当事者に対し、停戦合意を順守するよう求める決議案を全会一致で採択した。決議案はロシアが提案したものだが、アメリカなどからは非難が集中した。
アメリカ・パワー国連大使「ロシアが紛争解決を要求する決議を出すとは皮肉なことだ」
ロシア・チュルキン国連大使「(当初から)ロシアは平和的解決を目指すよう積極的に求めてきた」
アメリカはロシアが親ロシア派の後ろ盾となっていることを指摘した上で、「隣国ウクライナの国境が存在しないかのように振る舞っている」などと非難した。