“北朝鮮兵士2人を捕虜にした”ゼレンスキー大統領がSNSに投稿
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア西部クルスク州で北朝鮮の兵士2人を捕虜にしたと明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は日本時間の11日夜、「我々の兵士が北朝鮮軍人2人をクルスク州で捕虜にした」とSNSに投稿しました。捕虜になった北朝鮮兵とみられる、2人のアジア系男性の写真も公開しています。
ウクライナ保安庁も動画を公開しました。2人はウクライナの首都・キーウへ移送され、取り調べを受けているということです。ウクライナ保安庁によりますと、2人のうち1人は別人の名前で登録されたロシア軍の身分証を持ち、取り調べには、「2005年生まれで、戦闘ではなく訓練に行くと聞かされていた」と話したということです。
もう1人はあごをケガしているとされ、質問に筆談で応じるような様子も公開されています。また、2人は英語やロシア語を話せず、韓国の国家情報院の協力のもと、朝鮮語の通訳を介して取り調べを受けているということです。
ウクライナが越境攻撃を続けるロシア西部のクルスク州では北朝鮮兵が戦闘に参加していますが、ウクライナ政府が北朝鮮兵の捕虜の存在を明らかにしたのは初めてです。